平成29年度 あづま脳神経外科病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1 3 8 9 14 46 129 194 328 128
平成29年4月から平成30年3月までの1年間に当院を退院した患者さんの年齢を10代ごとの階級で示しております。当院の退院患者平均年齢は77.29歳です。平成28年度の平均76.78歳と比較し、0.51歳上がっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞 3日以内かつJCS10未満 手術なし 処置1なし 処置2:ラジカット(4) 副傷病なし RankinScale0~2 64 12.00 16.38 0.00% 68.44
160650xx99x0xx コンパートメント症候群 手術なし 処置2なし 25 16.24 23.78 4.00% 77.88
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術 処置2なし 副傷病なし 20 12.60 9.68 0.00% 76.45
010060x2990411 脳梗塞 3日以内かつJCS10未満 手術なし 処置1なし 処置2:ラジカット(4) 副傷病:水頭症等(1) RankinScale0~2 17 12.35 18.34 11.76% 72.18
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 処置2なし 副傷病なし 16 12.13 7.34 6.25 65.00
当院は脳神経外科を中心に診療しており、入院症例では全体の約45%を占めています。
最も多い症例は『脳梗塞』で、神経系疾患の中では53.2%を占めています。全国の平均在院日数と比較し、当院の在院日数は短い傾向にあるのが特徴です。
頭蓋・頭蓋内損傷は、『頭部外傷』や『慢性硬膜下血腫』などの症例がこの分類の対象疾患となっています。術後リハビリテーションの実施により、在院日数が全国平均よりも長くなっています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050210xx97000x 徐脈性不整脈 その他の手術 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 16 20.50 11.21 0.00% 77.56
050080xx9900xx 弁膜症 手術なし 処置1なし 処置2なし 14 19.14 12.91 0.00% 75.07
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 11 16.18 7.71 0.00% 70.82
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患者数が10人未満の場合は”ー”を表示しています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050080xx9900xx 弁膜症 手術なし 処置1なし 処置2なし 18 17.33 12.91 0.00% 85.11
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 9 10.33 7.71 0.00% 82.11
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 処置1:心臓カテーテル法による諸検査 処置2なし 副傷病なし 7 3.57 3.03 0.00% 68.00
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当院は循環器疾患に対し、心臓血管外科および循環器内科にて診療しており、入院症例のうち循環器疾患の占める割合は20.4%となっています。
狭心症、虚血性心疾患、弁膜症、心不全は脳卒中発症の危険因子です。 脳卒中予防には心疾患が密接に連関しているため、脳神経外科と循環器疾患の専門医が連携し、脳と心臓の両面から診療体制を整えています。
患者数が10人未満の場合は”ー”を表示しています。
総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 副傷病なし 16 19.00 20.83 6.25% 87.13
160650xx99x0xx コンパートメント症候群 手術なし 処置2なし 14 30.93 23.78 0.00% 82.79
100380xxxxxxxx 体液量減少症 10 8.10 9.16 0.00% 81.00
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当院では神経系・循環器系疾患以外の症例を総合診療科にて診療対応しています。
誤嚥性肺炎を含めた肺炎による入院症例は、全体で10.08%の割合でした。
患者数が10人未満の場合は”ー”を表示しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - - -
大腸癌 - - - - - - - -
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - - -
肝癌 - - - - - - - -
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
患者数が10人未満の場合は”ー”を表示しています。
当院では癌による入院症例が少なく、全体で10人に満たない状況です。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 4 16.25 67.75
中等症 27 32.50 92.50
重症 2 17.93 84.22
超重症 2 24.00 86.00
不明 - - -
高齢社会となり、肺炎は日本人の死因の第3位(平成23年より)になりました。当院にて肺炎の治療を行った方の平均年齢も82.9歳と高齢です。
市中肺炎とは、病院以外で日常生活をしていた方が肺炎になられた症例で、入院中に肺炎を併発した症例は数字に含まれておりません。
重症度は年齢、脱水、酸素飽和度、意識障害、血圧などの評価基準に沿って分類したもので、当院の場合は中等度が最も多く、77.1%を占めています。
なお、患者数が0人の場合、”ー”を表示しています。

当院では入院加療中の方を対象に、口腔内の衛生管理によって誤嚥性肺炎を予防するひとつの手段として、歯科衛生士による専門的な口腔ケアを実施しております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 132 17.87 75.60 3.79%
その他 9 9.56 69.00 0.00%
脳梗塞症例のうち、3日以内の急性発症例は93.6%を占めています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 20 1.05 12.05 0.00% 74.80
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 9 1.00 5.22 0.00% 76.44
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 8 29.63 25.88 12.50% 85.63
K1783 脳血管内手術 脳血管内ステントを用いるもの 2 1.00 4.00 0.00% 62.50
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成 1 1.00 14.00 0.00% 40.00
脳神経外科にて最も多い手術は慢性硬膜下血腫に対する穿孔洗浄術です。慢性硬膜下血腫とは、頭部打撲によって脳の表面に徐々に血が溜まって血腫になった状態で、高齢者に多いという特徴があります。
経皮的頸動脈ステント留置や脳血管内手術は、カテーテルという細い管を脳血管や頸動脈など病変のある部位まで通し、脳動脈瘤にコイルを詰めて破裂を防いだり、狭くなった血管を広げたりする手術です。開頭手術よりも手術後から退院までの期間が短く、平均術後日数は4日~5日程度で退院されていることがわかります。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 14 5.36 15.07 0.00% 78.79
K620 下大静脈フィルター留置術 7 13.29 25.00 0.00% 81.57
K597-3 植込型心電図記録計移植術 3 4.67 14.00 0.00% 80.67
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 3 0.33 24.00 0.00% 74.67
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 2 4.50 8.50 0.00% 79.50
総合診療科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 17 48.71 78.94 11.76% 82.82
胃瘻造設術は、脳卒中発症後など嚥下障害による経口摂取が困難な患者さんが、在宅や施設での長期療養を要する場合に胃瘻を設けております.
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
患者数が10人未満のため”ー”を表示しています。
更新履歴
2017年9月25日
平成28年度 病院指標を公開
2018年9月13日
平成29年度 病院指標を公開