脳ドックとは
脳卒中の原因となる脳血管の狭窄や閉塞、未破裂動脈瘤などの脳血管の状態や隠れ脳梗塞などの脳の状態をMRAやMRIと呼ばれる画像診断で検査するものです。加えて超音波による頸動脈検査や心房細動と呼ばれる不整脈を検査する心電図検査、脳卒中の危険因子である高血圧や糖尿病などの全身の病気や血液の成分を調べるための血液検査など多方面から診断をおこないます。
脳ドックでわかること
無症候性脳梗塞(ラクナ梗塞)
脳梗塞の自覚症状がないもので多くは加齢によるものですが、生活習慣病等が指摘されている場合はリスクが多くなります。
未破裂動脈瘤
脳動脈に瘤ができている状態です。成長して突然破裂して、くも膜下出血を起こす可能性があります。
脳血管の狭窄・閉塞
脳動脈が動脈硬化により血管が狭くなっている状態です。血流が悪くなると一過性の麻痺が現れることがあります。脳卒中の前ぶれで最も注意する必要があります。
脳腫瘍
脳や脳を取りまく組織にできる腫瘍のことです。無症状で進行することが少なくありません。
脳出血
脳の中に血腫と呼ばれるものができて、脳の細胞に障害を与えるものです。自覚症状のない無症候性脳出血を発見します。
脳動静脈奇形
脳の動脈と静脈が毛細血管を通らずにつながっている病気で血管が破れて出血を起こすことがあります。
脳ドックの検査コース
脳ドックの検査メニューについては、脳ドックガイドラインに準じたコース(画像診断・心臓検査・血液検査・超音波検査)を始め、画像診断だけの簡単コースなど多くの方にリーズナブルな料金で安心して受けることのできる脳ドックのメニューを準備しております。
簡単コース 11,000円 |
一般コース 16,000円 |
脳ドックガイドライン準拠コース 21,000円 |
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脳や脳血管を調べる 簡単な検査コース |
脳や脳血管の状態に加え、 血管年齢や脳卒中の危険因子の 有無を調べる一般的な検査コース |
脳ドックガイドラインに基づいた 検査項目で脳や脳血管の状態に加え、 動脈硬化の状態、脳卒中の危険因子の 有無を調べる最も詳細な検査 |
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①問診 | ● | ● | ● |
②MRI | ● | ● | ● |
③MRI (頭部・頸部) |
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④血液検査 | (1500円) | ● | ● |
⑤血圧脈波検査 | (1500円) | ● | (1500円) |
⑥頸部超音波検査 | (3500円) | (3500円) | ● |
⑦心電図検査 | (1500円) | ● | ● |
⑧報告書 | ● | ● | ● |
※●が付いているものが各コースの標準検査内容です。オプションにより括弧の料金で検査ができます。
ご注意
- 脳ドックは健康保険の適用にはなりません。全額自己負担となります。料金は税抜きです。別途消費税を申し受けます。
- 脳ドックでは、すべての方がMRIを受けられるとは限りません。心臓ペースメーカーを埋め込んでいる方、以前に外科的手術を受けたことのある方などは検査を受けることができない場合がございます。また歯のインプラント治療をしている方は事前にかかりつけの歯科医に確認をお願いいたします。お申込み時にご相談下さい。
予約受付
月曜日~土曜日 8:30~17:30
日・祝日・年末年始(12/31~1/3)はお休みさせていただきます。
お問合せ
あづま脳神経外科病院 健康管理センター